HEALTH Post byDr.Emiko-May 28, 2014
[Vol.07]背中のポツポツ、もしかしたらカビが原因かもしれません

もうすぐ梅雨入りですね。
湿度が高いこの季節は、カビが気になりますよね。

ブルーチーズや鰹節をつくる過程ではカビを利用するように
すべてのカビが人にとって有害というわけではありませんが
カビによっては人の体に悪さをする種類があります。
アレルギーを引き起こす原因になるものや、水虫もカビの一種です。

身近なところでは、背中や二の腕の赤いポツポツ、頭皮のフケが、マラセチアというカビ(真菌)のひとつによって起きていることがあります。

マラセチア自体は誰の皮膚にもいるありふれた菌で
普段は特に悪さをしませんが、ストレスや不調などから常在菌のバランスが崩れ数が増えると、皮膚に炎症を起こすなどの悪さをすることがあります。
皮脂を好むため、背中や胸、額周り、あるいは頭皮など比較的皮脂分泌が多い場所でトラブルを起こしやすいのが特徴です。

一見するとニキビに似ていますので、自分で判断するのは難しいものです。
マラセチアの場合は専用の抗真菌薬でキレイになりますので、気になる方は皮膚科を受診してください。

マラセチアによる炎症も、ニキビの炎症も皮脂分泌が多い部分に起こりやすいですが
だからといって洗いすぎもよくありません。
お肌のコンディションを保ってくれる常在菌や必要な皮脂まで洗い流してしまい、かえってお肌のバリア機能が低下してしまうからです。
殺菌作用が強い石けんやボディソープ、洗顔料でむしろ悪化してしまうこともあります。
刺激が少ないタイプの石けんや洗顔料をよく泡立てて、こすらないようにやさしく洗い、お風呂上がりや洗顔後にはたっぷり保湿しましょう。
お肌にとってよい働きをする常在菌が元気になれば
美肌はもちろんマラセチアによる皮膚トラブルの予防にもつながります。

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